良いペダリング方法を身に着けたい!
私の2023年の一番の収穫は、ランのフォーム改善だった。威海のトライアスロンの20kmトレランパートで他の人たちより圧倒的に遅れたことを経験してから、youtubeで動画を見まくって、大臀筋を使う楽なフォームを習得することができた。
私は「速くなるのに必要なのは、スイムは技術、ランは時間、バイクはお金」という噂を鵜呑みにし、ランやバイクはそこまで技術は必要ではないと信じ込んでいたが、自分のランの技術が改善されたこの機に、バイクの技術も勉強してみようと思った。
バイクで技術が必要な動きは、ペダリングであろう。ペダリングの技術を教えてくれる日本語のyoutubeは少なく、ともすれば英語やイタリア語のものが検索でヒットする。ちょっと何を言っているのかも、どの程度の実力者が喋っているのかもよくわからないので、取り掛かりとして論文を読んでみた。
異なる競技レベルのロードサイクリスト間のペダリングテクニックの違い
Differences in pedalling technique between road cyclists of different competitive
Garcia-Lopez, Juan and Díez-Leal, Sergio and Ogueta-Alday, Ana and Larrazabal, Josu and Rodriguez-Marroyo, Jose
2016
原文
競技レベルの違う下記3グループの選手のペダリングについて、トルク分布と足の関節角度を計測している。
Pro: UCI ProTourチーム11人(年間30,000km)
Elite: UCI Continentalチーム13人(年間15,000-30,000km)
Club: クラブサイクリスト14人 (年間5,000-15,000km)
ペダルの引上げが強いのが正義
強い人ほど、Negative impulse(マイナストルク分)の割合が低い。300WともなればNegative impulseの割合は10%以下となり、12%前後である他グループと比べて低い。
ペダルは踏むのではなく引けと聞いたことがあるが、強い人ほど引けるようだ!
強い人ほど、最大トルクが小さいが、それもマイナストルクが小さいからである。
UCIプロは臀部角度が深い
アマチュアに比べて、太ももの角度が立っているということになる。練習では意識したことが無かったので、意識してみる。
この角度は、上体の倒し具合からきてるのではないかとも思う。倒す理由は空気抵抗のほかに、倒すことで引き足で体幹の筋肉が稼働できるになるのかもしれない。試してみる。
UCIプロはかかとの稼働域が広い
アマチュアに比べて4度も広い。
私のペダリングは、かかとの角度が固定されてほぼ動かないフォームを意識していた。動かすフォームをトライしてみたい。
まとめ
- ペダルは引く
- 太ももを立てる
- かかとの関節を動かす